2025.10.24
増渕若雨 いけばな 個展 「花の在るところに」

5 月に東尾久のギャラリーOGUMAG+ さんで、花担当 増渕若雨の個展を開きました。みなさま、たくさんのご来場感謝いたします。

花は不確定であり続けます。
私たちがそれらに感化されているのであれば、花もまた、私たちに生かされています。存在とは、関係性によって形作られるのかもしれません。
“花の在るところに”、空間があり、私たちが存在し、世界を見て、対話をする。自分の存在は、何もないといつも感じます。探しても、私はどこにもいません。その代わり、ドーナツの穴みたいに、きっと周りの関係性が変容しながら私をかたどっています。これは人と花、花と空間、みな相互に置き換えられるものだと思います。ままならない私たちに祈りを込めて。

 

写真 : 小野俊介 (color) 田村将太郎 (monochrome)
協力 : 暮らしの思想